沈む夕日を眺めながら、グラスを傾け、静かに語らい合う…。
そんな誰もが憧れるシチュエーションを実現できるお店「沖縄創作料理 ロケーションダイニング 凪」。恩納村真栄田岬の近く、ダイビングショップの２階に、オープンしたお店です。

沖縄に来て10年以上になるオーナーが、夜、付近でゆったりと大人が落ち着いて食事できる飲食店が欲しいと思ったというのがそもそものきっかけというだけあって、店内に流れる音楽はジャズ、シックな照明、こだわりの器、そして、お子様連れの入店禁止、etc.といった数々の演出が光ります。

店舗のデザインに関して、オーナーの希望は、「あたたかさ」「流行に左右されないスタイル」。そして、「オリジナルなものを創りたい」という内容。

まず、「あたたかさ」という点では、風合いをいかした塗り壁、古材を利用した床、4m以上の杉の無垢材を使ったカウンターをチョイス。特に、古材を利用した床は、すべてが新しい店内にほどよく馴染み、その場にいる人々に、居心地のよい何かを感じさせてくれます。

「オリジナルなもの」という点では、オーダーメードの琉球ガラスのペンダント、沖縄赤瓦を利用したひんぷんと壁のディスプレイをご提案。沖縄赤瓦は、沖縄の素材と幾何学的なパターンの組み合わせという形で利用し、印象的なインテリアになりました。

この他、海側にある大きな窓に沿って、水の仕掛けを設置。これは、店内から大海に向かって、水が流れていくようなイメージを創りたかったため。水面のゆらめきが店内の天井に反射し、それもまた、店内の雰囲気づくりに新たな味わいを加えています。

愛する人や気のおけない仲間とゆっくりと美味しい料理を楽しみながら過ごせるお店。そんなお店が完成しました。